画像:駅名標メーカーにて作成・なにわ筋連絡線と新大阪連絡線を予想したものです
先日、建設が決定したなにわ筋線へ、阪急電車の乗り入れが公の場で表明されました。
【追記】タイトルを一部修正しました。
なにわ筋連絡線は狭軌で整備
6月13日、阪急阪神HDの株主総会にて、株主からの質問に答える形で表明されました。
明らかになったのは、次のようなことです。
- 北梅田駅(仮)〜十三駅間になにわ筋線へ直通する連絡線を建設
- 十三駅は地下に設置。既存の路線とはつながらない
- 狭軌線(なにわ筋線直通)用の車両を用意。ただしメンテナンス(整備・検査)は直通先に依頼
なにわ筋連絡線は既存の線路とはつながらない、狭軌での建設が明らかになりました。
また車両は造るものの、車庫を造れないためか保守は直通先に委託としました。現時点ではJRと南海のどちらに委託するかは不明ですが、なにわ筋線開業時には日根野(JR)か住之江や羽倉崎(南海)などに常駐するのだろうと思います。
新大阪連絡線も建設へ
同時に、十三駅〜新大阪駅間の新大阪連絡線の建設も明らかになりました。
5月に発表された長期計画で明かされていましたが、こちらも正式に決まったことになります。
2031年度末にはマルーンの阪急電車が関空へ
両線とも、開業予定の時期は明らかにはなりませんでした。
しかし、なにわ筋線の開業と同時か、遅くても数年ののちに北梅田〜十三〜新大阪間が開業するとは思います。
なにわ筋線計画は順調に進んでも開業が2031年度末とかなり先ですが、開業時にはマルーンの阪急電車が関空に乗り入れると思うと、夢のふくらむ話が進みそうです。
<参考資料>
- 読売新聞(YOMIURI ONLINE) ― 阪急が「なにわ筋線」参加表明、十三から連絡線(2017年6月14日)
- 朝日新聞デジタル ― なにわ筋線、十三駅で乗り換え 阪急阪神、地下駅整備へ(2017年6月14日)
過去のなにわ筋線関連の記事はこちらからどうそ。
- なにわ筋線事業費の自治体負担額が決定、着工へ一歩前進(2017年9月19日)
- 【本記事】阪急がなにわ筋線への直通を公の場で表明(2017年6月14日)
- 新大阪連絡線で阪急新大阪駅誕生? ラピートのJR新大阪乗り入れ? ~なにわ筋線と新大阪駅をめぐる話(2017年5月26日)
- なにわ筋線の計画が正式に発表。4駅とルートの詳細について(2017年5月24日)
- なにわ筋線の車両と列車についての推測(2017年3月28日)
- なにわ筋線に阪急電車乗り入れ。線路幅の違いはどうする?(2017年3月18日)