2018年、田園都市線に新車2020系の登場が決定。4/21ダイヤ改正と大井町線急行の7両化も。

東急電鉄が田園都市線向けに新型車両・2020系を導入することを発表しました。

また4月21日には、田園都市線・大井町線・世田谷線でダイヤ改正を行うとも発表しました。

さらに別の発表で、大井町線の急行が2017年度下期から7両編成に増車されることも発表されました。

新型車両2020系の概要

2020年の東京オリンピック、2022年の東急創業100周年に向けて、田園都市線により親しみを感じてもらえるように2020系と命名しました。2020系は、東急が目指してきた美しい生活環境の実現のために、沿線の街や駅と調和するよう、親しみと新しさを感じるような外観・室内空間にする、としています。

まずは2018年春に10両3編成(計30両)を導入。その後も順次導入の予定です。車両の外観イメージと内装イメージは、最下段の参考資料の中にあります。

2020系の車内の特徴

車内設備の特徴として、まず座席にはハイバック仕様のシートと導入して、座り心地を改善するとしています。

ハイバック仕様のシートで近いものとしては、先日25日から東横線に乗り入れを開始した西武40000系(S-TRAIN)のロングシート時のものが近いでしょうか。下記参考資料内のイラストでは、西武40000系ほど高くはないですが(40000系でヘッドレストにあたる部分がない)、同じようにドア窓の下端より背もたれ上端が高くなっています。

他には、

  • ナノイー空気清浄機の設置とエアコン能力の向上
  • ドア上・座席上に液晶ディスプレイ(デジタルサイネージ)を設置
  • 全車両にフリースペース(車いす・ベビーカー向けのスペース)を設置
  • 荷棚の位置を従来より低い位置に変更
  • 車内に防犯カメラを設置

などが資料で挙げられています。

2020系の機器面の特徴

モーターの低騒音・高効率化や、次世代半導体素子を使用した制御装置、車内照明やヘッドライトにLEDを採用します。

これにより、現在でも主力の8500系と比較して、

  • 車外騒音が約10dB減少
  • 消費電力が約半分に

なるとしています。

2020系登場による既存車両の動向

2020系の導入は、上のハード性能では8500系と比較しているので、将来的には8500系の置き換えを念頭に置いているのは間違いありません。

しかし、2018年春に3編成導入としています。3編成といえば、現在ある2000系の編成数と同じです。2000系は3編成とも東武直通が非対応なので、8500系ほど古くはありませんが、もて余し気味です。

そのため、2020系導入時は、まず2000系から置き換えていくことも予想されます。奇しくも系列名も、2020系は2000系の後継であるかのようです。

2000系はその後どうなるかわかりませんが、

  1. 大井町線などに転属
  2. 他社へ譲渡
  3. 廃車

が考えられます。

東急8500系 急行中央林間行き 8623F デハ8523 @押上

田園都市線の8500系の置き換えは、まず2000系を2020系に置き換えたのちになるのではないでしょうか。いずれ田園都市線の車両は5000系と2020系の2系列になると考えられます。

2000系の大井町線転属の可能性

上に挙げた中で、1番は中間車の先頭車化改造が必要になりますが、10両編成3本を5両編成(大井町線各停用)6本に組み換えると、現在大井町線で走っている8500系に置き換えられます。

経年の高い8500系は、まず2000系を大井町線に転属させた上で、大井町線からなくしていくことも考えられます。個人的には、これが最も可能性が高いと思っています。

2000系の他社譲渡の可能性

2000系は車齢が30年にもなっていないので、そのまま譲渡される可能性は少ないのではないでしょうか。他社に譲渡するにしても、やはり大井町線に2000系を転属させた上で、大井町線の8500系を他社に譲渡することの方がいいように思えます。

8000系・8500系は、今までに伊豆急・秩父鉄道・長野電鉄に譲渡されていますが、2018年以降に譲渡される可能性が最も高いのは秩父鉄道ではないでしょうか。元都営三田線6000形の5000系は古くなってきているので、その置き換えとして追加で譲渡されるかもしれません。長電は湯田中乗り入れ用に抑速ブレーキを追加すれば、譲渡もあり得ますが、追加で装備するのは難しいでしょう。伊豆急はグループ内ですが8000系で置き換えがそろったので可能性は低いでしょう。

4/21のダイヤ改正について

直通する東武線のダイヤ改正に合わせて、田園都市線のダイヤ改正も実施されます。さらに田園都市線に連動して大井町線・世田谷線でもダイヤが改正されます。

あまり大きく変更されるわけではないですが、早朝の時間帯で列車が増発されます。

特に、現行の長津田5:05発の初電(各駅停車)が急行に変わり、渋谷には現行より10分早く着けるようになります。急行の停まらない駅のために長津田5:00発の各駅停車が運転され、鷺沼で急行に接続します(資料のニュースリリースでは、初電が5:05発から5:00発に繰り上がり、急行が増発されると案内されています)。

大井町線急行の7両編成化

東急6000系 急行大井町行き 6104F クハ6104 @自由が丘

ダイヤ改正の発表とは別個に、混雑緩和策も発表され、その中に大井町線の急行の7両編成化もありました。

現在は6両編成で運転していますが、大井町・旗の台・自由が丘でホーム延伸工事を行っていて、2017年度下期から延伸したホームで急行の7両運転を開始するとしています。

<参考資料>

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