2018年春、大井町線に新型車両6020系導入。急行7両化は11/4から順次実施

東急電鉄が進めている大井町線の輸送力増強。

その一環として、2018年春に、新型車両・6020系の導入が決まりました。

現在、対応工事を進めている急行列車の7両編成化は、11月4日に運行開始。順次変更していき、2018年3月に急行7両化を完了、同時期にダイヤ改正も実施します。

ホームドア設置も進めていきますが、今年度に設置される九品仏駅が将来の大井町線各停増結・混雑緩和のカギを握っています。

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大井町線に2020系ベースの新型車両・6020系を導入

東急6020系 イメージイラスト

画像:東急電鉄のニュースリリース(2017年10月12日・下記リンク)より

2018年春、大井町線の急行列車用として、新型車両・6020系が登場します。

7両編成×2本、合計14両が導入されます。

イメージイラストを見る限りでは、2020系と似た外観です。帯の色は田園都市線ラインカラーの緑から、大井町線のオレンジに変わっているようです。さしずめ、6020系は2020系の7連バージョンとも受け取れます。

発表を見てみると、今年度に3編成が導入予定の2020系と同じような特徴を備えています。比較してみたのが次の表です。

主な特徴 2020系
(田園都市線)
6020系
(大井町線)
ナノイー空気清浄機の設置 あり あり
背もたれがハイバック仕様の座席 あり あり
ドア上部に液晶ディスプレイ設置 あり あり
座席・窓上部に液晶ディスプレイ設置 あり なし
荷棚の高さを低い位置に変更 あり 不明
車内に防犯カメラの設置 あり あり
全車両(1両ごと)にフリースペースの設置 あり あり
大容量情報管理装置で運行を管理 あり あり
ブレーキ性能の向上 あり 不明
低騒音、電力使用量を抑えて省エネ化 あり あり

明確に異なるのは、座席上の側面広告スペースへの液晶ディスプレイ設置。6020系ではイメージイラストでも省略されていて、ディスプレイは搭載されずに従来通り紙の広告が取り付けられそうです。

荷棚については、6020系の特徴では触れられていないので「不明」としましたが、イメージイラストを見る限りでは2020系と同じ高さに見えます。

いくつかの点で2020系にあって6020系にないもの(もしくは不明なもの)がありますが、6020系はおおむね2020系をベースにして、若干軽装化した装備になっているようです。

※2020系の特徴と車両動向の予想(3月23日時点)についてはこちらから

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急行列車の7両化とダイヤ改正

東急6000系 急行大井町行き 6104F クハ6104 @自由が丘 17-04-03

東急6000系 急行大井町行き 6104F クハ6104 @自由が丘 17-04-03

大井町線の急行停車駅では、順次ホーム延長・7両対応の工事が行われていました。工事に目途が付いて、ついに急行列車が7両編成で運転されるようになります。

11月4日より7両編成の急行列車が登場

現在、大井町線の急行列車は6両編成で運転しています。

急行列車用6両編成の6000系を1両ずつ増結し、7両編成化していきます。

まずは11月4日(土)より、7両編成の急行列車が走るようになります。

ただ、一斉に7両編成になるのではなく、1編成に1両ずつ順に組み混んでいくので、すべての急行列車(用の編成)が7両になるのは少し時間がかかり、2018年3月に完了予定です。

急行列車の7両化完了と同時にダイヤ改正を実施

2018年3月にすべての急行列車が7両編成になったのと同時にダイヤ改正を実施する予定です。

ダイヤ改正の内容は、

  • 朝ラッシュ時の急行列車の増発
  • 日中の各駅停車の増発

です。

6020系の登場が明らかになったので、急行の増発は順当ですが、各駅停車の増発は意外でした。

現在、日中は1時間あたり8本の各駅停車が走っています。急行は4本・15分間隔で、急行の間に2本の各駅停車が入るパターンで、15分ヘッドのダイヤになっています。

増発するとなると、夕ラッシュ時と同様の1時間あたり12本ということでしょうか。それとも、東横線で池袋~菊名間の各駅停車が30分に1本あるように、急行の間の各駅停車を2本と3本の交互パターンにして、1時間あたり10本になるのでしょうか。

大井町線の1日あたりの平均輸送人員は、2008年度からの8年間で、およそ10万人増、率にして約20%増えています※1。各駅停車は5両編成と短いこともあり、最近は日中でも混んでいる印象です。

東急電鉄としては各駅停車も両数を伸ばしたいのでしょうが、大井町線では現在でも九品仏(くほんぶつ)駅でドアカット※2を行っているため、現状では混雑の緩和には増発しかとれないのだと思います。

※1:東急電鉄のニュースリリース(2017年10月12日・下記リンク)より
※2:列車よりホームの長さが短いなどの理由により、一部の車両でドアの開閉を行わない(停まってもドアが閉まったまま)こと。九品仏駅では列車が5両なのに対し、ホームは4両分の長さしかありません

ホームドア整備も拡大。関連して将来は大井町線各停増結の可能性も

ホームドア整備も進めることが発表されています。

2019年度までに、東横線・田園都市線・大井町線の全64駅へのホームドア設置を目指しています。

今年度は14駅に設置。そのうち、大井町線では荏原町駅・九品仏駅に設置予定です。

大井町線各停の6両化のカギは、九品仏駅が握る

今年度・2017年度にホームドア設置予定の九品仏駅。上でも書いたように、現在は列車に比べてホームの長さが不足し、ドアカットを行っています。

ホームドア設置は決まったものの、ホーム延伸については今のところ案内されていません。

九品仏駅のホームは両端とも踏切に挟まれているためで、ホーム延伸には踏切の移設か廃止が必要になります。移設か廃止となると道路利用者に不便を強いるので、なかなか話が進まないのだと思います。

2013年2月に、同じ大井町線の戸越公園駅がドアカットを解消し、現在東急の駅でドアカットを行っているのは九品仏駅だけになりました。

今後、九品仏駅のドアカットが解消するかどうかはわかりませんが、もし解消すればホーム延伸もできるようになるため、その時には各駅停車も6両編成での運転になることでしょう。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    >その時には各駅停車も6両編成での運転になることでしょう。
    これは無理です。戸越公園は3両分しか無かった状況から踏切を移設してギリギリ5両分確保したわけですし、等々力や尾山台もホーム延伸はほぼ無理です。九品仏だけの問題ではありません。