4月21日のダイヤ改正で浅草駅からの発着がなくなる東武6050系。
今回は夜間に1本運転されている、区間急行新栃木行きです。
2201列車 区間急行新栃木行き
区間急行新栃木行きは、4月20日までのダイヤでは浅草22:32発→新栃木0:14着(平日・土曜休日同じダイヤ)で1日1本運転されています。日光線・南栗橋→新栃木間の終電でもあります。
ブログの記事としては順序が入れ替わってしまいましたが、4月14日(金)に浅草→北千住間で乗車しました。
浅草駅での様子
発車案内の画面右(特急以外の列車)の次発が区間急行新栃木行きです。深夜とまではいかないですが、夜遅い時間に浅草駅を発車します。通常、区間急行を含む通常の列車は1・2番ホームからの発車ですが、この列車は快速・区間快速用の5番ホームからの発車です。
1日の中で5番ホームから発車する最後の列車になります。
この日は金曜日で、次の日が休みの人が多いからか、浅草駅にはこの列車の写真を撮ろうと10人ほどが集まってました。通りがかりの人が「何かあるのか」的なことを言っていましたが、あと1週間でこの列車はなくなるんです。
発車6分前の22:26頃に回送で6050系が入線してきました。
浅草駅での区間急行新栃木行きです。折り返し運転ではないので、入線してすぐドアが開きました。
6050系の車内運転室側にある行先表示です。
5番ホームの先端部の様子です。車両とホームの間隔が広いのですが、この時間でもドア前に係員さんがついています。
車外側面の行先表示幕です。
電車は定刻通り22:32に浅草駅を発車しました。6050系のボックスには空席も目立ちましたが、4人で話を咲かせていたグループもいました。
夜遅くに哀愁を漂わせ北へと向かう新栃木行き
2駅目の曳舟駅では、半蔵門線からの急行列車(南栗橋行き)と接続し、新栃木行きはその後に発車です。先を急ぎたい人の多くが曳舟駅で急行に乗り換え、浅草発車時より人が少なくなって曳舟駅を発車です。
途中に停まる下町の各駅では乗り降りする人も少なく、静かに夜の中を北に向けて走っていきました。使い込まれた座席に、LED照明が増えてきた中で少しくらい蛍光灯のあかり、都心近くを走りながら閑散とした車内はどこか哀愁を漂わせているかのようです。
10分ほどで北千住駅に到着です。約3分遅れての到着でした。金曜日だったからか歓迎会などの人出があって乗り降り時間がかかった列車があったのかもしれません。
北千住駅では多くの人が6050系を待っていました。曳舟駅で接続した、前を行く南栗橋行きは曳舟の時点で立っていた人もいたので、座りたがった人たちが1本次の新栃木行きを待っていたのかもしれません。
北千住駅で見る区間急行新栃木行きの案内も、あと数日だけです。
区間急行新栃木行きは北千住駅でほぼ満員になって新栃木駅に向かって発車していきました。
日光線南栗橋以北の区間急行列車は、ダイヤ改正後は上り南栗橋行きのみの設定になり、現在の区間快速の後継として南栗橋~新大平下間も急行運転するように変わります。
4回にわたって東武6050系の記事を書きましたが、これでひとまず終了です。
機会があればダイヤ改正後に日光線の急行・区間急行列車に乗りたいと思います。
列車ごとの乗り納めの様子はこちらからどうぞ。
- その1・区間急行 浅草行き(北千住→浅草)
- その2・快速 東武日光・会津田島行き(浅草→春日部)
- その3・区間快速 浅草行き(東武動物公園→北千住)/東武日光・会津田島行き(浅草→北千住)
- その4・区間急行 新栃木行き(浅草→北千住)(この記事)
- 番外・春日部駅での野岩鉄道車6050系100番台