「瑞風」運行開始に思う、新たな観光列車のカタチ

山陽本線車窓からの周防大島

山陽本線の車窓から望む周防大島 @神代~大畠間 2014-03-16

本日(6月17日)、JR西日本のクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が運行開始されました。

クルーズトレインの旅が全国に広がったのと感じるとともに、「瑞風」と同時に発表された「新たな長距離列車」にも引き続き期待していきたいです。先日公開された35系客車がカギになりそうです。

追記6月20日に「新たな長距離列車」が正式に発表されました。それを受けての記事はこちらからどうぞ

ついに発表! JR西日本の「新たな長距離列車」、運行や料金も予想
JR西日本が正式に「新たな長距離列車」の導入を発表しました。 瑞風とは違い「リーズナブルな価格」で「気軽に鉄道の旅」を楽しめる列車を目...

西日本に瑞風の旅が始まる

大阪駅を10:18に発車し、京都駅を経由してから城崎温泉駅へ。幸運にも当選し1番列車に乗車できた方は山陰への旅を楽しんでいると思います。

今までクルーズトレインが走っていたのは、九州(ななつ星)と東北・北海道・甲信越(四季島)でしたが、「瑞風」が山陰・山陽でも走り出すことで、少しずつ日本全国に広がっていると感じます。

特に、日本でも2番目の大都市圏の関西で発着するのは、より多くの人にとってクルーズトレインとの距離感が近くなるのではないかと。

今日出発したのは、山陰コース下り・1泊2日のツアー。豪華さが売りになっている感のあるクルーズトレインですが、このツアーで最も安い“ロイヤルシングル”(1人用シングルルーム)の2名利用だと、ひとり25万円※1※2。ちょっと高いごほうびかもしれないですが、決して手が出せない金額ではない気がします。

現在募集している「瑞風」のコースは山陰・山陽の旅だけですが、今後に北陸や南紀へのツアーも発表されれば、さらに旅の選択肢が広がると思います。

※1:ロイヤルシングルの2名利用は2段ベッド使用。編成内に2室設置
※2:標準的な客室の“ロイヤルツイン”では27万円。編成内に13室設置(うち1室はユニバーサル対応)

35系客車と別のカタチの長距離列車にも期待

昨年(2016年)11月の「瑞風」発表時には、「新たな長距離列車」を検討とも明らかになっています。

今年になってから、新下関~東萩間に「○○のはなし(まるまるのはなし)」の登場と、SL「やまぐち」号用の新型35系客車も登場(ともに9月運行開始予定)と、新たな観光列車・車両が走りだします。

しかしこの2つは、昨年明らかになった長距離列車とは違うものと思います。この「新たな長距離列車」が具体化するかどうかわかりませんが、引き続き期待したいと思います。

特に35系客車は、レトロ調の内装を持ちつつも、座席へのコンセントやバリアフリー対応トイレの設置など、現在求められている設備を併せ持ち、時代に合わせた観光列車のカタチを示した感じです。

「新たな長距離列車」の構想が実現するとしたら、例えば35系客車に寝台設置したような、さらに発展させたものになるのではないでしょうか。35系客車はレトロ調の内装がありつつ最新設備を持ち、レトロモダンを謳った「瑞風」用87系気動車と似たような方向性があります。

今までの観光列車は従来車両の改造でまかなうことがほとんどなので、新製で登場した35系客車には「新たな長距離列車」だけでなく全国の観光列車の新しい方向性を示したと思うので、今後の新型観光列車の登場が楽しみです。

※JR西日本の「新たな長距離列車」について過去の記事はこちら

JR西日本が新たな長距離列車を検討。<br>~旅行をもっと身近に、ここでしか楽しめない体験を~
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