地下複々線完成時に様変わりする小田急小田原線・東北沢駅~世田谷代田駅間。工事中の暫定使用している様子の写真を撮影してきました。
今回は東北沢駅です。将来使う予定の緩行線ホームを、暫定的にさらに幅を広げています。撮影日も前回までと同じく5月26日です。
※前回までの世田谷代田駅の写真はこちらからどうぞ。
下り・1番ホーム(下北沢方面)
1番ホーム、下北沢・小田原方面です。仮設ホームが緩行線線路部分に造られているため、番線標も仮設のパイプの先に付けられています。
1番ホームの下北沢方面先端付近です。トンネル内の照明から、左に曲がりながら下っている様子がわかります。
1番ホームの下北沢寄り先端から緩行線ホームを眺めたところ。下り唐木田行き急行(16000系)が通り過ぎた直後で、上り線は急行我孫子行き(E233系)が通過中。緩行線の線路はすでに敷かれ、ホームの土台もできあがっています。
先端付近に勾配標があり、ホーム部分は下り10‰、この先下北沢方面は35‰の急勾配で下っていきます。
ホーム中程に戻って、緩行線ホームと仮設ホームの様子です。ホーム全面の幅を拡げているのではなく、仮設ホームに向けていくつか通路が作られている構造になっています。
緩行線ホームと仮設ホームの間には、すでに敷かれている線路を見ることもできます。
時刻表(両方向)などが緩行線ホームの仮設柵にとり付けられています。仮設ホームの幅は狭いので、内側(緩行線ホーム)で待ってくださいとの案内があります。
1番ホームの中程から下北沢方面を眺めたところ。仮設ホーム(急行線)は直線ではなく、ホーム上でゆるいS字カーブになっています。
1番ホームの代々木上原寄りの端(列車のいちばん後ろの部分)からホームを眺めたところ。代々木上原寄りは特に狭くなっています。
上り・2番ホーム(代々木上原方面)
次は上り・2番ホームです。新宿行き各駅停車が東北沢駅にやってきました。
下北沢寄りの先端部分。2番ホームはほとんどの部分が狭くなっています。
ホームの先から眺めたところ。下北沢方面から電車がやってきました。
VSEが通過していくところを少し手前の部分から。仮設ホームが代々木上原方面にずれているのは、急行線のトンネル出口が緩行線ホーム途中の下北沢寄りにあるからです。
緩行線ホームと仮設の2番ホーム。通過電車は剛体架線でパンタグラフをスパークさせながら通過していきます。
複々線完成後に使用する緩行線ホームと、奥に見えるのが仮設2番ホーム。緩行線ホームのコンクリートむき出しの部分(グレーの部分)は供用時に黄色い線(点字ブロック)が付けられるところだと思います。
2番ホームを発車しようとしている電車。1番ホームと違い、こちらは内側にカーブしているのみです。
代々木上原方面・トンネル出口
1番ホーム代々木上原寄り先端部分から外の方を眺めます。地下トンネルに入ってすぐのところにホームがあります。
3000形の急行藤沢行きがやってきて通過していきます。
1番ホーム先端部分から望んだトンネルの外です。上り線をLSEが登っていっています。複々線使用開始後は停車位置が少し下北沢寄りに移動する(トンネルの内側に入る)ので、間近に見られるのは今だけです。
下り地下線に差し掛かってきたVSE。1番ホーム先端からは真正面を見られます。
緩行線ホーム先端から外を見てみると、仮設ホームが伸びているのがわかります。
緩行線ホーム先端付近。線路側の壁は、パネルが取り付けられているのは供用予定の緩行線ホーム先端までで、仮設ホームが伸びている外の方はコンクリートむきだしになっています。
こちらは仮設2番ホームの先端から外を見たところです。
反対に2番ホーム代々木上原寄りの先端から、トンネル内側を眺めたところ。
仮設ホーム代々木上原寄りの先端付近にも勾配標があり、外へはこちらも35‰の上り急勾配です。
緩行線ホーム部分
複々線使用開始後に緩行線ホームとなる部分の代々木上原寄り部分。ホーム幅は広いとは言えませんが、ベンチも置けるくらいの幅は確保しています。
緩行線ホーム代々木上原寄りの階段。こちらはホーム幅が狭いので階段になっています。
こちらは下北沢寄りのエスカレーター付近。ベンチのあるところが将来はホームの端になります。先ほどの写真と比較しても幅が広くなっているのがわかります。
地上部分
地上部分については、駅舎は完成していますが駅前周辺が整備中なのは世田谷代田駅と同様です。
東口側
表口となる東口。間口は広いのですが、
ここに至る通路はフェンスにはさまれて狭いです。
東口改札を入ったところ。
東口付近のフェンスに設置されている工事案内が、地図に踏切があって地上線時代のままです。
線路を横切る道から東口駅舎を眺めたところです。このフェンスで囲まれたスペースは将来駅前広場になるのでしょう。
東口駅舎とは反対の方も空き地になっていて、道路の拡幅に備えているようです。
道路には今でも渋谷~幡ヶ谷間のバスが走っています。1時間あたり2本なのも以前のままです。
西口側
西口側の線路上地上部分には、地下線用設備の建物が続いています。
東口から距離は離れていませんが、西口も造られました。
西口改札を入ったところ。駅舎内に木が1本植えられているのが目をひきます。