小田急の各駅停車に、省略せずに「各駅停車」と表示した車両がここ最近登場しました。今まで車両の表示は長らく「各停」と省略表示でしたが、3月のダイヤ改正を見据えた変更と思われます。
2/16追記 2000形についても確認できたので追記しました。
車両の各駅停車表示が変更
従来、小田急の各駅停車は、駅の時刻表や停車駅案内では「各駅停車」と省略しないで表示していましたが、車両の種別表示は「各停」と省略されていました。ところが、ここ最近「各駅停車」表示の車両が登場しました。2月9日に成城学園前駅にて撮影したものです。
小田急1000形 各駅停車 新宿行き 1053編成 クハ1053 @成城学園前 18-02-09
書体は変更されず、今まで2文字だったところに4文字詰め込んでいます。幕の色も従来より鮮やかな青になっている気がしますが、色変更というよりは新しいためにまだ退色していないからかもしれません。
小田急1000形 各駅停車 新宿行き 1053編成 クハ1053 @成城学園前 18-02-09
前面も同様に、「各駅停車」表示になっています。2002年3月改正で湘南急行・多摩急行が登場するまで、小田急の列車種別は長らく2文字のみの時代が続いたためか、幕式の車両では種別部分は2文字分しか確保されていなかったのかもしれません。そのため、いまだに詰め込んだ感があります。
ちなみに、幕式の車両でも、まだ変更されていない車両もあります。
小田急1000形 各駅停車 相武台前行き 1081編成 クハ1481 @新宿 18-02-06
こちらは、2月6日の深夜に新宿駅で発車待ちの各駅停車相武台前行き。まだ「各停」表示です。
LED表示の車両ではまだ見たことがないのですが、幕が変更されたということは今年のダイヤ改正を機にすべての各駅停車表示が変わるのではないかと考えられます。中には改正に間に合わない車両も出てくるかもしれませんが、近いうちに置き替わるものと思われます。
表示変更の理由はわかりませんが、不慣れな方にとって「『各停』とは何ぞや」といったことがあったのかもしれません。路線や会社によっては「普通」表示もあるので、統一されていないのがわかりづらさの原因のひとつかと。
なお、昨年の秋頃には、すでに駅の発車標表示は「各駅停車」に変更されています。その際には駅ナンバリング表示が追加されました。今後登場するであろう新型車両では、東京メトロ1000系や13000系のように車両の方も駅ナンバリング表示がされるかもしれませんね。
2000形でも表示変更車が登場(2/16追記)
見出しの通りなのですが、2000形でも表示変更された車両が登場しました。こちらはフルカラーLED表示です。
小田急2000形 各駅停車 本厚木行き 2052編成 クハ2052 @新宿 18-02-16
小田急2000形 各駅停車 本厚木行き 2052編成 モハ2102 @新宿 18-02-16
2000形は1年前まで3色LEDの車両がいたことを考えると、短い期間で表示が更新されていったような印象も受けます。
表示が変わりだしたのがダイヤ改正まで1月余り前で、改正までに間に合うのかとも思いましたが、この感じだと改正までには一気に変わる勢いです。
残る車両で大きな勢力なのは3000形・8000形の3色LED車両でしょうか。こちらも開始される頃には、一連の表示変更の流れに目途がつきそうです。
※3000形10両固定編成のフルカラーLED車でも表示変更された車両が登場しました。写真などはこちらから