行先表示が変更されつつある小田急の車両で、3000形フルカラーLED車でも表示変更された車両が登場しました。先日記事を載せた1000形の方向幕車と同様の変更で、複々線化とダイヤ改正を見据えた変更が進みつつあります。
3000形フルカラーLED車も行先表示が変更、明朝体→ゴシック体に
3000形は2006年度製の7次車から行先表示がフルカラーLEDになりました。従来は和文が明朝体、英文がすべて大文字でしたが、表示変更車は和文がゴシック体、英文大文字は頭文字のみで他は小文字に変更されました。
小田急3000形 急行 新宿行き 3095編成 モハ3045 @成城学園前 18-02-14
急行新宿行きの側面行先表示器です。照明が映りこんでしまっていますが、変更された感じはわかるのではないかと思います。
行先表示の変更が確認されたのは、3095編成(3095×10)。他にも変更された編成が登場したのかどうかは未確認です。
小田急3000形 快速急行 藤沢行き 3095編成 クハ3095 @新宿 18-02-14
新宿駅地上ホームに到着後、折り返しの快速急行藤沢行きになりました。前面表示も変更され、快速急行の英文表示が”RAPID EXP.”から”Rapid Express”と、側面同様に頭文字だけ大文字になり、省略表示から変わりました。その分2行になりました。
小田急3000形 快速急行 藤沢行き 3095編成 クハ3095 @新宿 18-02-14
快速急行は側面の英文表示も2行になりました。表示のソフトが更新されても、最近主流になりつつある縁取りつきの文字にはなっていないです。
なお、従来型の表示はこちら。
小田急3000形 快速急行 新宿行き @海老名 17-10-21
フルカラーLED表示では3000形だけが明朝体でしたが(他系列のフルカラーLED車はゴシック体)、順次変更されると思いますので、記録を残しておきたい方はお早目に。
複々線化とダイヤ改正を見据えた“NEW ODAKYU”へのリニューアルが車両の面からも感じられます。
表示変更でにゴシック体になるのは、明朝体に比べ視認性がいいからだと思うのですが、個人的には明朝の方が好みなのでちょっと残念ではあります。しかし英文表示はEXP.などという何を略したのか外国の方にもわからないものだったのが、省略せずにExpressとなったのは小さいながらも改善点だと思います。
※1000形未更新車の方向幕も同様に変更されました。写真などはこちらから
