東横線・祐天寺通過線の実際の使用状況

3月25日の東横線ダイヤ改正から使用開始した祐天寺駅の通過線。

どの列車がこの通過線を使って追い越すか、実際のダイヤで検証してみました。

ダイヤ改正の概要・通過線の使用開始に控えて書いたことはこちらからどうぞ。

3/25に東横線でダイヤ改正。祐天寺通過線の完成で列車遅延が減少？

3月25日（土）に、東急東横線・目黒線でダイヤ改正を行います。 ダイヤ改正の大きな内容は、東横線・祐天寺駅の通過線の使用開始による速達性向上と、東横線で座席指定列車「S-TRAIN」の運転が始まることです。 祐天寺駅の通過線の使...

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2017.03.03

平日での追い越す列車

平日上り（渋谷方面）ダイヤでの、祐天寺駅で各駅停車を追い越す列車を挙げてみました。前後の各駅停車も載せています。

表は長いので、先に結論を書くと次のようになります。

• 通勤特急・急行列車のうち、中目黒発7:10〜7:44の5本、8:50〜9:20の5本、計10本
• 7:52〜8:44の最混雑時間帯8本は通過線使用でも追い越さない平行ダイヤ

ラッシュでピークとなる、中目黒発7:52〜8:44では、通過線での追い越しは行っていません。やはりこの時間帯では、通過待ちすると各駅停車が長く祐天寺駅に留まることになるので、線路上で滞留（詰まり）が起きることのデメリットの方が大きいと考えたのでしょう。

通過線を使って追い越しているのは、ピーク前後の5本ずつ、合計10本です。列車数は多くても、ピーク時ほど人は多くなく乗り降りに時間がかからないので、追い越しを行って速達効果を得ようと考えたのだと思います。

通過線で追い越しをする、さらに前後の時間では、列車の数自体が多くないので、祐天寺駅で追い越す必要がないと考ええられます。

なお、平日では下り（横浜方面）で通過線を使用する列車はありません。

平日上り／祐天寺通過線で追い越す列車

表内での省略表記につきましては、記事の末尾に凡例があります。

土曜・休日での追い越す列車

土曜・休日ダイヤではら平日ほど列車が多くないので通常では通過線を使う必要はないですが、S-TRAINだけはイレギュラーに割って入っているようなダイヤ設定になっているので、S-TRAINは通過線を使って各駅停車を追い越しています。

土曜・休日上り／祐天寺通過線で追い越す列車

東横線上り（S-TRAINの号数は奇数）はS-TRAIN 3本すべて通過線で各駅停車を追い越していきます。

土曜・休日下り／祐天寺通過線で追い越す列車

実は、土曜・休日では東横線下りでS-TRAIN 4号が通過線を使って各駅停車を追い越します。

下りの定期列車では祐天寺通過線を使う唯一のケースです。

次回は、昼間に訪れたときの様子をアップする予定です。