中央線のグリーン車導入が延期に。元・中央線沿線民として思うこと

JR東日本E233系 快速東京行き

JR東日本は、中央線快速などに導入を予定していたグリーン車サービスの開始を、数年程度延期すると発表しました。

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当初の中央線グリーン車導入計画

2015年2月に、中央線(快速)・東京~大月間と、青梅線・立川~青梅間でグリーン車サービスを行うと発表していました。

グリーン車を連結する列車は、中央快速線で使われているE233系電車(オレンジ色の帯の電車)で運転されるすべての列車。

グリーン車の連結位置は、東京寄りの前から4・5両目(4・5号車)で、2階建てグリーン車を連結。

グリーン車導入区間の全44駅(快速電車の停まる東京~大月・青梅間の全駅)や車両基地などで、駅や設備・信号改良工事を実施。

サービス開始時期は2020年度を予定していました。

中央線グリーン車延期の理由と時期

今回、2020年度に予定していたグリーン車サービスを、

  • バリアフリー等の他施策との工程調整
  • 関係箇所との協議調整

想定以上の時間を要することが判明したため、延期することになりました。

予定していた2020年から、どのくらい延期するかは不明ですが、下記の産経の報道では延期は5年以内、つまり2025年度までになるの見通しを示しています。

中央線へのグリーン車連結について

元・沿線民としては、今でも正直言って中央線にグリーン車が連結されるのが想像がつかないです。

子供の頃は、通勤5方面作戦の他の路線(東海道線、宇都宮・高崎線、常磐線、総武線)で唯一通勤形が走っていて勝手に劣等感を抱いていたものですが、今となってはそれよりも愛着の方が強いです(当時はまだ新宿から115系スカ色の中央本線列車が出ていた頃で、今みたいに100%通勤形ではなかったです)。

普通列車グリーン車についても、当初は東海道線と横須賀・総武快速線で行われていました。その後2004年に宇都宮・高崎線で、2007年に常磐線でグリーン車サービスが始まったため、通勤5方面作戦の路線では中央線だけグリーン車がない状態でした。

しかし、他の4路線では近郊形車両が走る「列車」だったのに対して、中央線では101系が走っていた頃から主力は通勤形「電車」なので、その点で想像がつかないです。グリーン車といえば「列車」のイメージでしたからね。

難しさはグリーン車に対する期待のうらがえし

そういった通勤電車の走る中央線でグリーン車を連結する発表が2015年にありました。喜んだ一方で問題も懸念していました。

通勤5方面作戦の他4路線では最長15両編成ですが、中央線では現状で10両編成です。長く(両数を多く)できない分多く走らせていて、朝では約2分間隔で走っています。また、並行する各駅停車は三鷹までで郊外の先まで延びているわけではなく、単独路線の区間(複線区間)が長く続くので、普通車は実質減車となるグリーン車連結の10両を他線のように走らせるわけにもいきません。

グリーン車を連結するとなると、ただでさえ多く乗っている普通車10両分を減らすことは難しいので増結となりますが、そうなるとホームを12両分まで伸ばす必要があります。三鷹~立川間が高架化されたので、地上だった頃に比べるとホームを伸ばしやすくはなりましたが、やはり駅によっては難しいところもあるでしょうし、設備面の改修も必要でしょう。御茶ノ水や新宿など、工事中の駅は、駅自体の工事と一緒に中央線設備も工事しそうです。

そのため、今回延期が発表されたのは、改修の必要となる範囲がかなり大きいということを示しています。ただ、5年も延ばさないという報道もあるように、開始時期の延長はJRにとっても収益源が少なくなることを意味するので、次に具体的な開始時期が明らかになれば、その時期で確実に開始となるでしょう。

中央線は混雑が激しい路線であるので、グリーン車でも増結されれば混雑が緩和されるのは間違いないでしょう。混雑が激しいために料金を払ってでもグリーン車に乗りたい人は多いと思います。個人的にも、やはり座りたいと思っているときは1,000円前後を払ってでもグリーン車に乗るかもしれません。次に開始時期が明らかになるのを期待して待っています。

<参考資料>

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