東急電鉄が2017年度の設備投資計画を発表しました。
新型車両・2020系を3本投入、ホームドア設置計画の前倒しなどの内容が盛り込まれています。
2020系を10両3編成導入
<出典:東急電鉄ホームページより、2017年5月17日閲覧>
3月にも発表されていましたが、田園都市線に新型車両2020系を10両3編成導入します。
名前の通り2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見越した新型車両です。
写真は東武線に乗り入れている、田園都市線の8500系です。
2020系は、将来的には長らく活躍している8500系を置き換えることになると思いますが、まずは3編成しかない2000系から置き換えでしょうか? 少数派ゆえに東武線への直通もできなく、メンテナンスの手間もあると思います。系列名からしても2000系の後継にぴったりです。
2019年度までにホームドア設置を前倒し。今月で6扉車消滅へ
東横線・田園都市線・大井町線の全駅に設置を予定しているホームドアを、当初の2020年から前倒して2019年度までの設置に変更しました。
同時に、田園都市線の5000系に連結されている6扉車が、今月5月いっぱいで通常の4つドア車両に置き換わります。
ドア位置がそろうことで、今年度内に三軒茶屋駅・二子玉川駅などでホームドアの運用を開始する予定です。
また、こちらも既報ですが、大井町線の急行の7両編成化も計画に盛り込まれています。中間に組み込む車両の新造と、大井町駅・旗の台駅・自由が丘駅のホーム延伸により、今年度下期に実施するとしています。
写真は大井町線で急行に使われている6000系です。現在は6両編成ですが、この列車の中間に1両増結して7両編成にすると思われます。
そのほかの設備投資の内容
2020年までに東急の全車両に防犯カメラを取り付けることも載っていました。まず2017年度は33編成151両(編成全体のうち約31%)に設置を進めます。
3月に発表した、2020系の導入や大井町線急行増結については、こちらの記事を。
そのほか、渋谷駅・池上駅の改良など、詳しくは下記リンクの発表をご覧ください。
- 東急電鉄 ― 2017年度の鉄軌道事業設備投資計画 田園都市線ホームドア整備本格着手など総額502億円(2017年5月12日)