都電荒川線の愛称が「東京さくらトラム」に決定。レトロ車両9000形で「都電バラ号」を運行。

てつトピ路線車両

4月28日(金)、東京都交通局は一般募集していた都電荒川線の愛称が「東京さくらトラム」に決定と発表しました。

また同日、車内をバラで飾った特別車両「都電バラ号」の運行を発表しました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

愛称は最多得票の「東京さくらトラム」に決定

都電荒川線の愛称は3月17日〜4月7日の間に募集していました。

まず、「東京◯◯トラム(Tokyo **** Tram)」を愛称案として、◯◯に入る8つの言葉を候補として挙げていました。

  • ローズ(Rose)
  • さくら(Sakura)
  • フラワー(Flower)
  • ブルーム(Bloom)
  • クラシック(Classic)
  • レトロ(Retro)
  • ノスタルジック(Nostalgic)
  • レガシー(Legacy)

募集要項には、最多得票を採用するとは明記されていませんでしたが、素直に第1位の「さくら」に決まりました。

得票と「さくらトラム」に決まった個人的な印象

上位候補の得票率は次のようでした。

  • さくら:25%
  • レトロ:8%
  • ローズ:14%

都電といえばバラの印象もあったようですが、沿線に名所が多く、イメージに合っている日本らしさが感じられるなどの愛称として選ばれました。

確かに、候補8つの中ではただひとつだけの日本語・ひらがなの言葉で、外国人を含む観光客の方にも親しみやすい愛称として選ばれたようですが、何より普段使っている人にとってなじみやすい言葉だと思います。春にしか似合わないような印象もありますが、候補の中では東京や日本的なイメージに最もふさわしい愛称だと思います。

投票数や候補に対するイメージなどは、下記リンク(4月28日)で見てもらいたいと思います。

バラの季節に「都電バラ号」を運行

東京や関東地方では5月中旬~下旬は春のバラの花が咲く季節ですが、今年も都電荒川線にて車内をバラで飾った特別車両「都電バラ号」の運行を発表しました。

東京都交通局9000形 三ノ輪橋行き 9001 @大塚駅前

レトロ風車両として投入された9000形の9001号の車内をバラの花(造花)や写真で飾ったものです。上の写真は普段の姿ですが、プレスリリースを見ると車内はバラでいっぱいのようです。

運行期間は、5月2日(火)から31日(水)までです。

荒川線沿線では、特に荒川区内で春と秋にバラが咲いて沿線を色とりどりに彩ります。5月20日(土)には町屋駅(町屋駅前停留所)周辺で荒川区主催の「あらかわバラの市」が、5月14日(日)~28日(日)には大塚駅(大塚駅前停留所)周辺で豊島区共催の「大塚バラ祭り」が催されます。5月20日(土)町屋駅前から、5月14日には大塚駅前からイベントに合わせて9001号車バラ号が運行する予定です。

列車と花の組み合わせとしては、春は桜や菜の花の印象が強いですが、沿線でバラが咲くところは多くないと思うので、この機会に撮れればいいなと思っています。

都電バラ号の位置情報の調べ方

都電運行情報サービスのページでは、都電荒川線でどの車両が具体的どこにいるかを調べることができます。

上のリンクから運行情報サービスのページを開き、「車両検索」をクリック(タップ)すると、指定した車両の位置などを調べることができます。

車両検索のページで、「車号」にチェックを付けて、リストから「9001」を選択してから「検索」をクリック/タップすると、バラ号(9001号)がどこを走っているかリアルタイムでわかります。乗るときの参考にしてもらえればと思います。

おまけ

せっかく愛称が「東京さくらトラム」に決まったのに、バラ号のプレスリリースでも新愛称が使われているのを見ると、もう少し愛称決定のタイミングが早ければ桜の時期に合って、バラの時期とのミスマッチを防げたのにな~と思います。

<参考資料>

スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事・広告



ゆけむりミルキーウェイ