相鉄が都心直通に向けた新型車両を2017年度に導入。JR直通開始はもう2年後!

てつトピ車両

相鉄グループが5月10日に発表した2017年度の設備投資計画で、都心直通用の新型車両が今年度に導入されると明らかになりました。

注記本記事は執筆時点での予想であり、6月5日に正式発表された20000系車両とはまったく異なる内容です。正式発表された20000系についてはこちらの記事をご覧ください。
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都心直通に向けた新型車両の導入

まず2019年度下期に予定されている、相鉄・JR直通線の開業に向けて導入するものです。

設備投資計画では、今年度(2017年度)に新型車両を10両1編成を導入予定としています。「順次導入」としているので、2022年度下期予定の相鉄・東急直通線の開業まで導入が続けられそうです。

新型車両の詳細は6月頃に発表する予定です。

新型車両はどんな車両になりそう?

すでに昨年(2016年)3月に、新型車両のイメージを公開したと報道されています(下記資料の乗りものニュースの記事)。イメージ画像の車両前面には「20000」の数字もあるので、系列は20000系となるのかもしれません。ここでは新型車両を仮に20000系としておきます。

発表当時ではまだわからなかったですが、今にして思えば、20000系は今後導入が予定されている東急2020系や京王5000系に似た外観をしています。相鉄は10000系・11000系ではJR東日本のE231系・E233系をベースに導入しましたが、20000系は9000系以来の自社開発車両となりそうです。

ただ時代背景的に、他と全く違う車両を造るのではなく、ある程度他系列(他社含む)と共通設計となるのではないでしょうか。イメージ画像からは東急2020系や京王5000系に似ているということでsustina導入となるのかもしれません。製造メーカーは発表されていませんが、9000系以来、相鉄の車両は東急車輌→総合横浜で造られているので(10000系・11000系は新津もありますが)今回も総合横浜が担当するのであれば自然な流れともいえます。

新型車両の内装

昨年発表の車両イメージでは、ロングシートとしています。

しかし東急2020系が座り心地のよいハイバック仕様のシートとしているので、同様のシートになる可能性もあります。

個人的には、連絡線を通って湘南新宿ラインに直通するということで、クロスシートを導入して欲しいところです。湘南新宿ラインや横須賀線では、一部車両とはいえセミクロスシートの車両があるからです。京王5000系みたいにデュアルシートを導入すれば混雑時対応と着席需要の両方を満たせるのでいいと思うのですが、どうでしょうか。

相鉄・JR直通開始まで、もう2年後に

相鉄・JR直通線は2019年度下期開業予定なので、予定通り工事が進めば2年半後にはもう直通運転が始まっていることになります。大手私鉄の中で長らく他線へ直通していない数少ない鉄道会社だっただけに、2年後とは時が経つのを早く感じます。

相鉄沿線にはなかなか行く機会がないので、未だにYOKOHAMA NAVYBLUEの車両を見かけていないのですが、湘南新宿ラインを通って新宿に濃紺に輝く車両が姿を見せるのは、青系主体のカラーリングが関東では少ないこともあって重厚かつ鮮烈なイメージを残すのではないでしょうか。

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