道南いさりび鉄道が夜景列車を運行
~広がりつつある夜景の旅~

冬といえばイルミネーションの季節。

なぜかはわかりませんが、夜が長く明かりを欲しがるから、空気が澄み光がよく輝くからでしょうか。

そんな中、イルミネーションイベントではありませんが、北海道の道南いさりび鉄道が、車内の照明を落とし夜景を楽しめる夜景列車元のページの2016年11月29日時点でのアーカイブ)を12月2日(金)より運行しています。

道南いさりび鉄道の夜景列車とは?

道南いさりび鉄道は、2016年の今年3月に開業した北海道新幹線と引き替えに、JR江差線を引き継ぎ開業した路線です。

道南いさりび鉄道 路線描画

ルートは上の図の通りです。北海道の南部、道南の中心都市・函館市内の五稜郭駅から、函館湾・津軽海峡沿いに、函館から南西の木古内駅へ至ります。木古内駅では北海道新幹線に接続しています。

中間の拠点・上磯駅から木古内駅の間では、海沿いを多く走り、函館湾の対岸に函館市街と函館山を望み、さらに走ると津軽海峡に沿って走り、昼間には対岸の本州も見渡せる、景色にすぐれた路線です。

そのような路線で、夜景を望める列車を運行します。海の向こうに見える函館市街の夜景や、会社名にもなっている漁船の漁り火などを、暗くなった車内から望もうという列車です。車内ではクリスマスの装飾も付けられ、12月らしい列車の旅が楽しめそうです。

江差線 茂辺地~渡島当別間

写真は北海道新幹線開業前の昨年秋の昼にJR江差線に乗車したときのものです。茂辺地~渡島当別間からの車窓で、海の向こう側に見える山は函館山です。夜景列車に乗ると、ここから函館山と函館市街の光が見られるのではないでしょうか。

運行日・時間など

函館駅17:43発木古内行きの列車にて、上磯駅(18:08発)~札苅駅(18:44着)間で2両目の照明を常夜灯のみに減らし、沿線の夜景を楽しめるようにします。

今後の運行日は、2016年12月9日(金)、16日(金)、23日(金・祝)、24日(土)です。

乗車には、特別なきっぷは必要なく、通常のきっぷ(普通運賃、函館~木古内間1,110円)のみで乗ることができます。

夜景列車の主な駅の時刻と接続列車

  • 夜景列車の主な時刻

函館17:43発 → 五稜郭17:48発 → 上磯18:08発 → (この間で照明が落とされます) → 札苅18:44発 → 木古内18:50着

  • 接続列車時刻

・函館駅へ(ゆき)

特急スーパー北斗14号にて、札幌13:32発 → 新函館北斗16:55発 → 五稜郭17:05発 → 函館17:09着

北海道新幹線はやぶさ19号にて、東京12:20発 → 仙台13:54発 → 新青森15:31発 → 新函館北斗16:34着 / 16:45発 → はこだてライナー → 五稜郭17:00発 → 函館17:05着

・木古内駅から(かえり)

木古内19:00発 → 五稜郭19:55発 → 函館20:00着

木古内20:52発 → 新幹線はやて98号 → 新青森21:47発 → 盛岡22:48着
(盛岡から先へ行く新幹線の列車は終了しています)

他にもある夜景列車

夜景列車といえば、静岡県の岳南電車が知られています。

製紙工場が多いことで知られる静岡県東部の富士市の工場や住宅地の間を走る路線で、鉄道では唯一日本夜景遺産に認定されています。現在は沿線の夜景を楽しむ鉄道夜景列車と、ライトアップされた工場夜景も楽しめる工場夜景列車がそれぞれ月に1回運行されています。

工場夜景のブームとともに運行され始めて、現在ではすっかり定着した感じもあります。こちらも普通運賃だけで乗車できる列車です。

JRでは、全車指定席ですが、日本三大車窓の長野県の姨捨駅から善光寺平の夜景を楽しめる「ナイトビュー姨捨」号も運行されていたりします。

少しずつですが、夜景を楽しむための列車が運行されるようになり、今後も他の路線でこういった取り組みが広がり新たな鉄道の旅につながることを期待しています。

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