西武鉄道が101系(新101系)1編成を、かつて西武線で走っていた「赤電」塗装色に変更すると発表しました。
また多摩川線開業100周年を記念して9月からで走っている、伊豆箱根鉄道創業100周年コラボレーション色の編成も、好評につき運転期間を延長し、多摩湖線でも走ります。
個人的には、新101系の前面をどう赤電色に塗り分けるのかが非常に気になるところではあります。
多摩川線100周年アンケートから赤電色復活へ
画像:西武鉄道のニュースリリース(下記リンク)より、赤電塗装の701系
10月29日に武蔵境駅で開催された多摩川線開業100周年記念イベントで実施されたアンケートにて、レッドとベージュの、いわゆる「赤電」色の復活を希望される方が多かったとのことで、赤電色が復活することになりました。
新101系1編成を赤電塗装に改め、12月17日(日)から1月19日(金)1月9日(火)まで多摩湖線で、1月24日(水)から多摩川線で運転します。
1/5追記 新101系赤電色の多摩湖線での運転は、1月9日までと変更されました。
伊豆箱根コラボ色も運転期間延長
伊豆箱根鉄道創業100周年コラボレーション色の1249編成。
西武101系 各停 是政行き 1249F クハ1250 @多磨 17-11-03
9月から、多摩川線開業100周年と伊豆箱根鉄道創業100周年をコラボレーションして、新101系1編成が伊豆箱根鉄道1300系と同色に変更されていますが、好評につき当初終了予定だった12月31日(日)以降もひき続き運転することになりました。
コラボ記念のヘッドマークは外されての運転となりますが、普段の駿豆線1300系にさらに近くなり、より「いずっぱこ」感が出てくるかもしれません。
この伊豆箱根コラボ色編成は、赤電編成と入れ替わりで、1月24日(水)から多摩湖線で運転することになりました。多摩川線での運転は1月19日(金)までとなります。
新101系ブラックフェイスをどう赤電に塗り分ける?
西武101系 各停 国分寺行き 1251編成 クハ1251 @一橋学園 17-10-14
現在、多摩湖線と多摩川線で走っている新101系は、1編成だけは黄色ですが他は白色塗装です。
新101系は前面が額縁デザインで、ブラックフェイスになっているのが旧101系との外観上の最大の違いです。
このブラック部分をどう塗り分けるのでしょう? やはり額縁部分もろともベージュで塗り、上部の一部分は赤で塗るのでしょうか。
新101系の赤電色が実際どうなるのか、気になるところです。
個人的な赤電の思い出
多摩川線開業100年記念イベントの来場記念品・クリアファイルの一部分。
左上:新101系(現行)/左下:101系/右:551系
もともと西武新宿線沿線に住んでいましたが、その当時でも新宿線では既に黄色の701系が幅をきかせていて、赤電はごく少数だった気がします。
そもそも赤電は非冷房車だったので、はずれをひいた感じで、当時は旧型車両のイメージしかなかったです。
その後中央線に移ってくると、多摩川線ではまだ赤電が走っていたので(当時は2両編成も走っていました)、やはり本線とつながっていない離れ小島的な路線だと改めて感じたところもありました。また多摩湖線の南側(国分寺~萩山間)では国分寺駅のホームの構造上、赤電の351系が長く走っていました。野球開催日には351系の準急※1が回田信号場の複線区間を爆走していたのに乗ったこともあります。
そういった経緯もあり、多摩川線沿線に住んでる方にとっては、かつて長い期間走っていた赤電になつかしさを感じるようになったのが今回のアンケート結果だったのかもしれません。
※1:多摩湖線のうち、八坂・武蔵大和を通過する列車。主に試合開始前の下り列車(国分寺発・西武遊園地行き)で運転。現在、国分寺~西武遊園地間を直通する列車はすべて各停です
運転期間まとめ
- 赤電塗装
- 12月17日(日)~1月9日(火):多摩湖線
- 1月24日(水)~当分の間:多摩川線
- 伊豆箱根コラボ色
- 1月19日(金)まで:多摩川線
- 1月24日(水)~当分の間:多摩湖線
- 西武鉄道Webサイト ― 多摩湖線・多摩川線になつかしの「赤電」が登場!(PDF 528KB/2017年12月7日)