【小田急複々線化】下北沢駅地下3階の各駅停車はあとわずか!地下3階と工事中の地下2階緩行線ホーム〈写真13枚〉

てつトピてつブログ

3月3日の小田急複々線化まで残り1週間を切りました。複々線化とその後のダイヤ改正で大きく変わりますが、複々線化までの暫定的な設備は3月3日で姿を消すか使用しなくなります。

そこで現在暫定的に使っている設備について記録的な記事をつくりました。

第3回は下北沢駅。複々線化を機に各駅停車の発着が地下3階から、新設の地下2階のホームへ移ります。

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下北沢駅・工事中の緩行線ホームと各駅停車が発着する急行線ホーム

下北沢駅では、現在は地下3階のホームを使用しています。現在使用中のホームは複々線化後には急行線(快速急行・急行)のホームになり、緩行線(各駅停車)は地下2階に工事中のホームに発着します。

また、駅舎についても現在は仮設ですが、新築される予定です。

そこで工事中の緩行線ホーム、使用中の急行線ホームと駅舎を見てきました。

撮影日は少し前になりますが2018年1月29日です。

階層表示について

複々線化の告知では、“新しいホーム”(緩行線)を地下1階と表示していますが、この記事では小田急公式サイト掲載の駅平面図に基づき、現在使用中のホーム(急行線)を地下3階、工事中の緩行線ホームを地下2階としています。

地下2階で工事中の緩行線ホーム

下り線(3番ホーム)・小田原寄りです。工事用のプラスチック製フェンスこそあるものの、すでにレール・バラスト(砂利)も敷かれ、側壁のパネルも設置済みです。

使用中の急行線ホームはシールドトンネルのため円形断面で、側壁も弧を描いていますが、緩行線ホームは開削工法で箱型のため、側壁は垂直になっています。

同じく下りホームですが新宿寄りです。こちらは天井までパイプが立っています。しかしパイプやフェンスを外せばすぐにでも列車が走れそうな感じです。

新宿寄りの上りホーム(4番ホーム)。下りと違って、側壁パネルの下部がコンクリートむき出しで、いかにもトンネル内の駅の雰囲気です。

左に見えるガラスで囲われた部分は、地上~緩行線ホーム~急行線ホームをつなぐエレベーターです。

緩行線ホームの駅名標(上:下り/下:上り)。実際のところ現在地下3階にあるものとほぼ同じですが、駅名表示に中国語(簡体/繁体)が追加されているのが違う点です。

地上のコンコース・駅舎

地上コンコースに貼り出されている複々線化とダイヤ改正の告知ポスターです。列車によりホームが変わるので、早いうちから案内しています。

下北沢駅の表口ともいえる南口駅舎です。現在は仮設駅舎を使用中。仮南口は、複々線化・ダイヤ改正ののち、3月25日(日)に廃止予定です。
(出典:シモチカナビII Vol.20(ファイルサイズに注意/PDF 4.35MB))

いかにも仮設な感じの改札口。新設の駅舎と改札口の完成が待たれますが、いまの姿がなくなるのも惜しい感じです。

地下3階・急行線ホーム(予定)に発着する各駅停車など

現在は全列車が、複々線完成後に急行線となる地下3階のホームに発着していますが、複々線が完成すると各駅停車は上の地下2階に移るため、地下3階に発着する姿を見られるのはあとわずかです。

2番ホームに停車中の3000形による上り新宿行き各駅停車。円形のシールド工法によるトンネル内の駅は地下化された駅でもここだけなので、この組み合わせはもうすぐ見られなくなります。

1番ホームから発車する、2000形による下り本厚木行き各駅停車。2000形は8両編成でほぼ各駅停車専用のため、車両としてもこのホームに姿を見せなくなります。

2番ホームを通過していく7000形ロマンスカーLSE。LSEの引退はまだ先ですが、2本目のGSEと引き換えに引退が見込まれるので、こちらも貴重になりそうです。

1・2番ホームの発車標です。ここから発車する列車に各駅停車(各停)が表示されるのもあとわずか。新宿駅など、各停→各駅停車へ発車標表示の更新も進んでいる駅もありますが、複々線化とともに各駅停車が発着しなくなることから、ダイヤ改正まで更新はされないと思われます。

時刻表(上り)と停車駅案内。こちらも複々線化・ダイヤ改正を機に変わります。

この写真では、現在地はホーム新宿寄りのエレベーター付近(写真内右上・断面図で赤いところ)にいます。ここより新宿寄りには階段・エスカレーターはありませんが、

エレベーターよりさらに新宿寄りのところに、シャッターでふさがれた謎の空間が。まだ発表されていませんが、もしかしたら東口方面につながるエスカレーターの昇り口なのではないでしょうか。現在のホームでは地上へのエスカレーターは小田原側に寄っていて、上り列車だと前の方にいると地上へ出るのに不便がありましたが、新宿寄りにエスカレーターが設置されればエスカレーターの混雑も多少緩和されると思います。

下北沢駅の写真集は以上となりますが、複々線化まであと5日(2月26日時点)、既存や仮設の設備がなくなるのは惜しいですが、いち各停ユーザーとしては新しい緩行線ホームの完成・使用開始が待ち遠しいです。

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