【乗車レポート】ロマンスカー7000形LSE・展望席に乗り納め〈写真17枚〉

てつブログ列車乗車レポート車両

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新宿 18-02-18

小田急の特急ロマンスカーには3月17日(土)のダイヤ改正で70000形GSEがデビューしますが、引き替えに7000形LSEが置き換わる予定です。

遅くても2019年には引退が見込まれるため、乗れる機会が減る前に乗っておこうということで、LSEの乗車報告です。

少し前になりますが乗車日は2月18日(日)です。

  • 乗車列車:特急 はこね31号(0131レ)
    新宿発(14:10発)/箱根湯本行き(15:38着)(停車駅:町田・本厚木・小田原)
  • 乗車区間:新宿→小田原間(15:19着)
  • 乗車日:2018年2月18日(日)
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LSE展望席の旅へ

今回LSEに乗車を思い立ったのは、ダイヤ改正でGSEがデビューする代わりにLSEは1本だけになる見込みなのが大きな理由です。また現行ダイヤではある程度車種※1が限定されているのに対し、ダイヤ改正後は展望車編成で共通化されるため、この点でも車両を指名しての乗車チャンスが減少するのもありました。

乗るのであればやはり展望席ということで、予約開始の乗車1ヶ月前にオンライン予約にあたってみましたが、やはり時間のいい午前中の列車は瞬殺だったようですが、幸運にも午後のさほど遅くない時間に空いていたので、新宿14:10発のはこね31号となりました。

※1:小田急公式のロマンスカー時刻表では「車型」と称しています

乗車列車・はこね31号が表示された発車標です。列車自体に空席はありますが、展望席は人気があるため、土日の列車であればたいていは発売直後に売り切れてしまいます。両数が11両なのがLSEによる運転の証です(11両編成のロマンスカーはLSEだけです)。なお、両数は11両ですが、連接車で1両あたりの長さが短いため、20m級車両では7両編成相当の長さになります。

新宿駅にLSEが入線

小田急7000形 特急 はこね18号 新宿行き 7004F デハ7004 @新宿 18-02-18

ロマンスカー専用ホームの2番ホームに、到着するはこね18号が入ってきました。折り返しで、乗車するはこね31号になる列車です。

この日は2本あるLSEのうち新しい方の7004編成でした。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新宿 18-02-18

2番ホームに停車中のLSE・はこね31号。よくある構図ですが、到着後、折り返して発車する10分余りの間に清掃作業も行うため、到着してもすぐに乗車できません。でも乗るとなったら、その待っている時間が待ち遠しいですね。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新宿 18-02-18

窓越しに展望席を見ると、このような感じです。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新宿 18-02-18

発車の約5分前に清掃が終了し、ドアが開き中に乗り込みます。実は前展望席に乗るのは初めてなので、憧れの展望席とご対面です。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新松田~開成 18-02-18

特急券の写真にもありますが、座席は1号車の1Aで、前展望席(3列)の最前列・海側窓側です。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新宿 18-02-18

LSEの座席です。座席自体は展望席・一般席で同じと思います(かつて一般席に乗ったことはあるのですが、うろ覚えで)。テーブルは前の座席背面には付いていなくて、写真で右に見える茶色の縦長のものがテーブルになります。壁側に付いているものを引き上げる構造です。座席背面にはポケットとドリンクホルダーがあり、またフットレストとなるバーが足元にあります(ひとつ上の写真を参照)。

座面は硬くはなく、安心できるようなやわらかさです。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新宿 18-02-18

着席して前を見るとこのような感じです。A席なので、レールに比べるとかなり左に寄っています。写真ではわかりづらいですが、ホームが左側にある場合、かなり間近に見えます。B席だと視界は中央に寄りますが、LSEの場合はセンターピラーが視界の邪魔になるかもしれません。右側のC・D席も、B・A席と同様と思います。

展望席で流れ行く迫力の景色を堪能

新宿駅を発車すると、普段見慣れているはずの景色も前方から飛び込んでくるのは新鮮に見えます。一般車両の運転席かぶりつきよりも目線が低いので、展望席では迫力とスピード感が違います。

展望席自体はVSEや、こんどデビューするGSEでも味わえますが、今の時点ではLSEで堪能することに価値があると思います。

展望席からの景色をいくつか残しておきました。窓越しの撮影だった上に時間帯が午後で、西に向かう下り列車では新松田を過ぎ南に向かうまでほぼ逆光となるので、全体的に白っぽく不鮮明なのはご了承ください。また横やななめの白い線は車内の映り込みです。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @祖師ヶ谷大蔵~成城学園前 18-02-18

複々線区間では周りに高い建物が目につきます。緩行線を走る列車を追い抜くシーンも見られます。写真は地下にある成城学園前駅へ一気に下っていくところ。実際見ると思った以上に下っていて迫力があります。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @伊勢原~鶴巻温泉 18-02-18

走っていくうちにだんだんと田園風景が多くなりますが、本厚木駅を過ぎると一段と増える印象です。写真は伊勢原駅~鶴巻温泉駅間で、周囲の景色に山も目立ちはじめました。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @鶴巻温泉 18-02-18

鶴巻温泉駅を通過中。小田急は相対式ホームが多いので、進行方向左の窓側に座っているとホームの横をすり抜ける感覚があります。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @東海大学前~秦野 18-02-18

東海大学前駅~秦野駅間で上りのVSEとすれ違い。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @新松田~開成 18-02-18

新松田駅を過ぎると酒匂川に掛かる単線トラス橋を渡ります。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @開成~栢山 18-02-18

開成駅を過ぎると、視界が左右に開けます。開放的な田園地域の中の直線を気持ちよく駆け抜けます。

小田急7000形 特急 はこね31号 箱根湯本行き 7004F デハ7804 @小田原 18-02-18

新宿駅から69分、小田原駅に着きました。列車はこの先箱根湯本駅まで行きますが、今回はここまでです。

このあと、小田原城を観光してから帰りました。やはり展望席に乗るのは至福の時間を味わえました。今後はデビューしたGSEで……と思いますが、しばらくは特急券を取るのも難しいかもしれませんね。その前にVSEの展望席にも乗っておきたいです。

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