東急田園都市線で7月11日から運転している、臨時特急「時差Bizライナー」に、運転初日の7月11日に長津田〜永田町間を乗車してきました。
普段は全列車が停車する、急行停車駅も通過していくのは、なかなかに爽快でした。
長津田駅から時差Bizライナーに乗車
「時差Bizライナー」は東京都が進める時差通勤推進キャンペーンと東急電鉄がタイアップしたもので、7月11日(火)から7月21日(金)までの平日に運転されています。
長津田駅の時刻表には時差Bizライナー運転に伴う時刻変更のことが掲示されていました。
6時10分に長津田駅5番線に入ってきました。
東急5000系の5108F(編成)で、運用番号は45K。
都の時差Bizと連動した東急の「グッチョイモーニング」ラッピングトレインです。おそらく時差Bizライナーにはこの5108Fが専用で運用に就くのではないでしょうか。
ヘッドマーク付きですが、種別表示なしで、行先表示は「ライナー」です。
側面も種別なし・「ライナー」表示です。
ホームの発車標ではデータを用意できなかったのか、何と「回送」表示です。代わりにホームにはプラカードを持った警備員さんが案内していました。放送による案内も頻繁にされていて、停まる駅が少ないのでこのような対応にしたと思います。停車駅案内が点灯していたなら、わずか4駅の点灯で壮観だったでしょう。
車内の様子
車内も時差Bizの告知と、グッチョイモーニングで占められています。
ドア上のモニター左側・広告用の方には時差Bizの告知が流れします。全部撮っていないのですが、電車の走行シーンは都営新宿線(10-300形)。
小池都知事のコメントも流れています。公約にあった気がする「満員電車対策」の第1弾が時差Bizなのでしょうか?
こちらは時差Bizライナーの案内。ちなみに右側のモニター(駅や路線の案内用)は、東急線内ではずっと、この「ご乗車ありがとうございます」のままで、停車駅などの案内はなしでした。
中吊り広告も時差Bizライナー、側面の広告はグッチョイモーニングでした。
通常よりも少ない停車駅
渋谷までの間は、あざみ野・溝の口のみの停車です。利用の多い二子玉川や運転上の主要駅・鷺沼なども通過です。
途中、江田・梶が谷・桜新町で先行する各駅停車を追い抜きました。さすがに藤が丘・宮崎台付近ではつまり気味でスピードダウンしましたが、増発列車としては快走だったと思います。
時差Bizライナーが通過する急行停車駅(青葉台・たまプラーザなど)では、列車待ちの人がスマホで時差Bizライナーの通過するところの写真を撮っているのも見かけました。たまプラーザのホーム先端(中央林間寄り)では撮り鉄の姿も。
既存の列車を置き換えるのではなく、純粋な増発だったので、通過駅、特に恩恵に預かれない高津〜池尻大橋間でも不満は抑えられたのではないでしょうか。車内で立っていても余裕がありました。
ニュースリリースでは特急とうたっていたものの、案内ではまったくなかったのはちょっと残念。
渋谷駅からは通常運転
渋谷駅に到着です。ここからは各駅に停まります。
ホームの発車標は、通常通り各停押上行き表示です。
行先表示も押上行きになりました。
ドア上右側のモニターも半蔵門線の路線案内が表示されました。左側は東急線内と同じく時差Bizとグッチョイモーニングの案内。
永田町駅に到着。ここまでで降りました。
「時差Bizライナー」の時刻
「時差Bizライナー」の時刻・運転日 | |||
---|---|---|---|
中央林間 | 発 | 6:04 | |
長津田 | 着 | 6:11 | |
発 | 6:14 | ||
あざみ野 | 〃 | 6:21 | |
溝の口 | 〃 | 6:29 | |
渋谷 | 着 | 6:43 | |
発 | 6:44 | ||
表参道 | 着 | 6:46 | |
永田町 | 〃 | 6:50 | |
大手町 | 〃 | 7:00 | |
押上 | 〃 | 7:15 | |
運転日 | 7月11日〜14日・ 18日〜21日 |
※:半蔵門線内は主要駅のみの表示です
- 東急電鉄 ― 朝6時台の田園都市線臨時特急列車「時差Bizライナー」を運転し、複数企業と連携したクーポン配信で朝活を推進(PDF 283KB/2017年6月27日)
- 東京メトロ ― 快適通勤ムーブメント「時差Biz」に合わせ 東西線・半蔵門線で臨時列車を運転します!(PDF 423KB/2017年6月27日)