スラントノーズのキハ183系をクラウドファンディングで保存するプロジェクトが始動

てつトピ列車車両

3月に引退予定のJR北海道キハ183系0番台。特徴的なスラントノーズ型の先頭車両をクラウドファンディングで保存するプロジェクトがもち上がっています。

成功すれば、現在保存予定のないスラントノーズのキハ183形を保存する道が開かれます。

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スラントノーズ型キハ183形0番台の全車廃車を前に立ち上がる

国鉄キハ183系 特急 おおぞら @札幌 1986

Photo by Spaceaero2 (1986) [CC BY-SA 3.0]
国鉄キハ183系 特急 おおぞら @札幌 1986(ウィキペディア掲載画像を改変)

JR北海道の特急列車で活躍しているキハ183系。そのうち最古参の0番台は、3月16日のダイヤ改正前日をもって定期列車から引退。専用編成が組まれている「旭山動物園号」も3月25日で引退します。

先頭車両は「く」の字形のスラントノーズを持ち、国鉄の特急形車両でも他に類を見ないデザインをしています。角ばっているために鋼鉄の重厚感を持っているのも特徴です。キハ183系は国鉄の特急形気動車では唯一の北海道専用系列で、冬の厳しい条件下でも走れるようになっている酷寒地仕様車両です。それまで走っていたキハ80系に代わり、道内の特急列車に運用されてきました。

0番台は国鉄時代から走りつづけ、最も古い車両は「旭山動物園号」の両先頭車両、キハ183-3・4で1981年(昭和56年)製の車齢36年です。スラントノーズ型先頭車両のキハ183形0番台は、「旭山動物園号」編成の2両を含めて現在5両ありますが、その5両すべてでJRでの保存計画はありません。

この国鉄時代を知る貴重な車両をなくしてしまうのは惜しいということで、北海道の鉄道遺産の保存・活用を進める北海道鉄道観光資源研究会が、保存場所となる安平町の協力を得て、クラウドファンディングによるキハ183形0番台の保存プロジェクトを立ち上げました。

キハ183形スラントノーズ保存プロジェクトについて

3月で引退するスラントノーズ型のキハ183形0番台を、クラウドファンディングで保存費用を集めて、保存しようとする動きです。

保存場所は、「鉄道の町」旧追分町がある安平町に2019年開設予定の道の駅です。

  • プロジェクト名:北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ
  • プロジェクト概要:キハ183形0番台を国鉄特急色に復元し、北海道安平町で保存
  • 募集期間:2018年1月1日(募集中)~3月30日(金)23:00

クラウドファンディング目標金額は610万円

クラウドファンディングによる目標額を610万円としています。610万円集めるとキハ183形を1両保存できます。

集めた資金は

  • 車両の購入費用
  • 塗装費用
  • 安平町への移設設置の費用

に充てます。

610万円を達成した場合、2両目の保存としてセカンドゴールの1100万円を設定する予定です。総支援額によるプロジェクトの結果は以下の通りです。

支援総額 結果
610万円未満 保存なし(プロジェクト失敗)
610万円以上 キハ183形を1両保存
(2019年春開設予定の「道の駅あびら」(仮称)に保存)
1100万円以上 キハ183形を2両保存
(2両目は安平町鉄道資料館(旧追分機関区)に保存)

支援は5,000円から。特典もいろいろあります

まずクラウドファンディングの支援ページへ行きます。

支援額は5千円から100万円。支援額とリターン(返礼品)の組み合わせにはいろいろあるので、お好きなリターンと支援を選べます。

リターン内容はポストカードセット、オリジナル写真集、車内設置予定のプレートの記名、安平町特産のメロン・チーズなど。高額の支援には、現在安平町鉄道資料館で保存しているD51 320に関するシークレット返礼品もあります。リターンは8月発送予定です。

支援の支払いは、クレジットカードまたは銀行振込。カード決済は目標金額達成時に行われます。銀行振込の場合、締切までに目標金額に届かなかったときは返金されます。

締切は3月30日

クラウドファンディングの支援締切は3月30日(金)の23:00です。

2019年春開設の道の駅で、D51と並んで保存

キハ183形の保存場所は、2019年開設予定の「道の駅あびら」(仮称)です。道の駅あびらには、現在安平町鉄道資料館で保存しているD51 320と、スハ45形客車が設置(静態保存)される予定でしたが、プロジェクトが達成されればスハ45の替わりにキハ183がD51 320と並んで保存されます。

「道の駅あびら」は、かつて「鉄道の町」と呼ばれた旧追分町から鉄道文化を受け継ぎ、伝えるコンセプトのある道の駅。スラントノーズのキハ183形が来れば、D51とともに北海道の鉄道を伝えるにふさわしい存在になると思います。道の駅あびらには、安平町鉄道資料館が移転し併設される予定です。

キハ183系保存プロジェクトに際して

昨今のJR北海道の厳しい状況からすれば保存できないのは致し方ありませんが、長い間北海道を代表する車両であったキハ183形の特徴的なスラントノーズを保存できる手だてができれば喜ばしいことです。私もわずかながら力になりたいと思います。

※クラウドファンディングの支援ページはこちら
https://readyfor.jp/projects/kiha183ozora

<参考資料>

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