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【特集】小田急複々線化 ~工事中の仮設ホームや複々線化後のようす

四季島3泊4日コースを鈍行で行ってみようと、時刻表で追ってみた。

5月1日に運行開始した「TRAIN SUITE 四季島」(以下「四季島」)の3泊4日コースを鈍行を乗り継いで行くとどのくらいかかるか、時刻表上で追ってみました。

※記事内容はあくまでも時刻表上での計算によるものです
※写真はイメージです

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まず四季島の3泊4日コースの内容は?

上野駅を昼前に出発後、まずは日光観光へ。時期によって、(1)日光東照宮特別拝観、(2)日光金谷ホテル館内ツアー、のどちらかに行きます。所要時間は約2時間50分。日光駅出発後は一路北海道を目指し、車中泊となります。

2日目は早朝6時過ぎに函館駅に到着。料亭での朝食や、アイヌ文化公演、市電貸切運行などの観光後、昼に出発。函館本線・室蘭本線を更に北上し、この日は温泉旅館に宿泊。登別エリア(登別駅着/発)とニセコエリア(伊達紋別駅着/洞爺駅発)のどちらかを選べます。

3日目は、登別駅/洞爺駅から乗車したのち、南に戻って青森エリアの観光へ。(1)縄文コース、(2)五能線コースから選べます。(1)縄文コースは青森駅発着で三内丸山遺跡の観光と夕食。(2)五能線コースは、途中新函館北斗駅で北海道新幹線に乗り継ぎ、新青森駅から立佞武多(たちねぷた)の館を見学してから、「リゾートしらかみ」の貸切運行と夕食。弘前駅で四季島に戻ります。青森駅/弘前駅からは日本海縦貫線を南下しつつ車中泊。

4日目は早朝に鶴岡駅/あつみ温泉駅に到着。(1)クラゲで有名な加茂水族館(この観光のみ鶴岡駅下車)、(2)あつみ温泉で朝風呂、(3)しな織布づくり見学、(4)四季島車内滞在、の4つから選べます。あつみ温泉駅から朝の笹川流れを眺めつつ新津駅で下車し、燕の銅器工房見学。東三条駅で四季島に戻り、上越線経由で上野駅に帰着します。

詳しい旅行行程は、四季島ホームページにある資料(PDF:3.8MB)からどうぞ。

鈍行追体験でのルール

四季島の行程と揃えるために、以下のルールを設けました。

  • 乗車ルートはほぼ四季島と同じ。津軽海峡越えは、奥津軽いまべつ駅~木古内駅で北海道新幹線を利用
  • 観光滞在時間は四季島ルートと同じ長さの時間を確保
  • 鈍行移動中は、極力宿泊施設のある駅まで目一杯移動。翌朝は朝イチの始発から再開
  • 乗継が悪くても特急乗車などで「ワープ」しない
  • 四季島2泊目の宿泊地は、より長く乗車する登別エリア
  • 四季島3日目の観光は、より長く乗車する縄文コース
  • 四季島4日目早朝の観光は、(2)(3)(4)のあつみ温泉駅乗下車

このルールで四季島の行程を鈍行で追ってみます。

鈍行1日目

駅名 四季島 鈍行 列車番号等
上野 11:40 12:25
1582E 普通宇都宮行(小田原10:55始発)
宇都宮 14:07
14:17
845M 普通日光行
日光 14:10 15:00
~下車観光~(約2時間50分)
日光 17:00 18:21
862M 普通宇都宮行
宇都宮 19:02
19:21
683M 普通黒磯行
黒磯 20:12
20:46
2153M 普通郡山行
郡山 21:48
22:22
1169M 普通福島行
福島 23:08
==宿泊==

四季島の11:40出発を見送ってからこちらも日光へ移動。上野を45分後にこちらは出発しますが、日光線の列車が少なく、この時間が宇都宮での乗継時間が最少となります。日光観光後は東北線を北へ。福島で先へ行ける列車がなくなるので、福島で宿泊。

鈍行2日目

駅名 四季島 鈍行 列車番号等
福島 6:16
571M 普通仙台行
仙台 7:39
8:01
525M 普通一ノ関行
一ノ関 9:51
10:21
1533M 普通盛岡行
盛岡 11:49
11:57
4531M 普通八戸行
八戸 13:45
13:57
577M 普通青森行
青森 15:29
15:41
337M 普通蟹田行
蟹田 16:19
16:42
339D 普通三厩行(17:24到着)
津軽二股 17:09
奥津軽いまべつ 19:01
3025B はやぶさ25 新函館北斗行
(東京15:20始発/19:50到着)
木古内 19:38
20:21
137D 普通函館行
函館 6:20 21:25
==宿泊==

この日はひたすら北海道へ移動。接続がよく、津軽二股まで乗継時間は最長でも30分。ここで北海道新幹線の待ち時間で2時間近くいますが、それでもその日のうちに函館まで行けます。盛岡の乗継はギリギリの8分なので注意。

鈍行3日目

駅名 四季島 鈍行 列車番号等
~下車観光~(約6時間)
函館 12:30 14:30
2841D 普通長万部行
長万部 17:51
19:28
487D 普通室蘭行(21:37到着)
東室蘭 20:59
22:00
449D 普通苫小牧行(室蘭21:45始発/23:15到着)
登別 16:10 22:20
==宿泊==

四季島の行程では2日目にあたります。函館に昼までいると、先に行く列車がとにかく少なく、乗継2回ながらもどちらも1時間以上の待ち時間。登別到着は夜10時過ぎです。

鈍行4日目

駅名 四季島 鈍行 列車番号等
登別 13:30
436D 普通室蘭行(苫小牧12:29始発/14:05到着)
東室蘭 10:00 13:50
13:55
478D 普通長万部行
長万部 15:32
16:15
478D 普通函館行
新函館北斗 13:20 18:51
同上
函館 || 19:17
==宿泊==

四季島の行程では3日目です。海線の鈍行の少なさに悩まされるのは2日目同様。その日のうちに津軽海峡を越えて奥津軽いまべつまで行けますが、そこから先の津軽線は両方向とも運転を終了しています。駅周辺にホテルはないので、この日は函館で泊まることにします。

鈍行5日目

江差線 茂辺地~渡島当別間

駅名 四季島 鈍行 列車番号等
函館 || 7:04
120D 普通木古内行
木古内 8:04
9:44
3016B はやぶさ16 東京行
(新函館北斗9:31始発/14:04到着)
奥津軽いまべつ 10:22
津軽二股 13:05
436D 普通青森行(三厩12:50始発)
青森 16:40 14:23
~下車観光~(約4時間30分)
青森 21:10 19:02
682M 普通弘前行
弘前 19:53
22:20 20:59
1686M 普通大館行
大館 21:41
==宿泊==

四季島の行程では3日目。奥津軽いまべつ/津軽二股での乗継が悪く、ここで2時間以上待ちます。青森観光後は大館まで行けます。

鈍行6日目

駅名 四季島 鈍行 列車番号等
大館 6:13
3620M 快速秋田行
秋田 7:42
9:03
536M 普通酒田行
酒田 11:09
12:49
826D 普通村上行(15:00到着)
鶴岡 5:20 13:25
5:30 13:25
同上
あつみ温泉 6:00 14:01
~下車観光~(約1時間30分)
あつみ温泉 7:30 15:41
828D 普通新津行(酒田14:30始発)
新津 9:30 18:47
18:50
454M 普通長岡行(新潟18:30始発/19:45到着)
東三条 19:18
==宿泊==

四季島の行程では最終日に突入します。あつみ温泉で四季島は朝風呂のところ、こちらは昼間の入浴に。羽越線で村上乗換がないのはラッキー。新潟観光の時間上、東三条で宿泊。

鈍行7日目

駅名 四季島 鈍行 列車番号等
~下車観光~(新津~東三条で約3時間)
東三条 12:30 12:56
438M 普通長岡行(新潟12:07始発)
長岡 13:23
13:48
1736M 普通水上行
水上 15:46
15:53
744M 普通高崎行
高崎 16:56
16:59
1929E 普通小田原行(平日20:24/土休20:21到着)
上野 17:20 18:48

新潟観光後、ひたすら上野に戻ります。接続がよく、上越国境での待ちも発生しません。

夕方7時前に上野に帰着。7日間で廻ることができました。おつかれさまでした。

鈍行利用時の乗車券費用

通常の乗車券でも行けますが、鈍行のみなので、期間内であれば青春18きっぷと、北海道&東日本パスを使うと安く行くことができます。

結論としては、IGRと青い森に乗れる北東パスの方が安く済みます。北海道新幹線を新青森~新函館北斗間で利用すると、多少高くなりますが海峡越えの乗継をしなくて済むので、さらに早く行けそうです。

なお、宿泊費用は入っていないので、実際にはその分がプラスされます。

青春18きっぷ利用での費用

青春18きっぷ 11,850円
11,850円
青春18きっぷ
北海道新幹線オプション券
2,300円
2,300円
IGRいわて銀河鉄道線(盛岡~目時) 2,360円
青い森鉄道線(目時~青森) 3,120円
合計 33,780円

北海道&東日本パス利用での費用

北海道&東日本パス 10,850円
奥津軽いまべつ~木古内間の特定特急料金 1,490円
1,490円
合計 13,830円

さいごに

四季島で75万円~95万円かかるところを、格安でめぐることができます。但し手間と時間はかかりますが。

私個人としては、2年前に北海道&東日本パスを使って東北・北海道をまわってきたので、それに近いところがあります。ひたすら座っているのも、それはそれで疲れるものですが、特急利用では速く行けるところを時間をかけて車窓を楽しむのは、楽しくていい思い出です。