小田急線と千代田線との直通が中止されたときに運転される、東京メトロの車両による「急行 新宿行き」。
超レアという程ではないですが、今日偶然乗る機会がありました。
残念ながら先頭の写真はないですが、そのときの様子を紹介します。
千代田線車両による臨時の急行新宿行き
駅で待っているときに、直通が中止しているというお知らせはあったので、来るかもとは思っていましたが、実際に直通車両による振替の急行新宿行きに遭遇することができました。
16000系による急行新宿行きが入ってきました
成城学園前駅で急行を待っていると、次の急行は直通運転中止により、我孫子行きだったものが新宿行きとして運転されるとの放送がありました。
発車案内の表示は急行新宿行き、到着前の自動案内放送は急行代々木上原行きでした。
振替の急行新宿行きが到着です。
本来ならば、急行我孫子行きの表示ですが、直通が中止しているので振替となる新宿行きの表示です。
普段との違い
代々木上原の手前までは通常運転です。
ただ千代田線直通ならば、代々木上原の手前で転線するためにポイントを曲がるときの揺れがあるのですが、今日は新宿行きなので揺れもなくまっすぐ4番ホーム(小田急上り本線)に入ります。
向かいの3番ホーム(千代田線綾瀬方面)には、こちらの電車の振替となるJR車両(E233系2000番台)による始発の我孫子行きが停まっていました。
こちらはそのまま新宿に向けて発車します。
代々木八幡を過ぎたあたりと、新宿到着直前で撮った、ドア上にあるディスプレイです。
右側には急行新宿行きと表示され、左側にはCMが流れています。
これだけだと通常と何も変わらないように見えますが、ドアの窓隅にあるTo Me Cardのステッカーが東京メトロのものならではです。
新宿駅地下ホームに16000系が到着
新宿駅に到着です。地下ホーム(各駅停車用)の7・8番ホームに入りました。
車両のだけだとわかりにくいですが、少し離れて撮ってみると、
普段入らない小田急の地下ホームに千代田線の16000系が停まっているのがわかると思います。
今日の臨時振替の背景
冬の関東地方では、北西から強い風がよく吹きます。天気予報で「冬型の気圧配置」というときの北風です。
その北風が、今日(2月7日)は特に風が強く、JR常磐線でダイヤ乱れを起こしていました。
ダイヤ乱れの余波は直通先の千代田線と小田急線にも及び、千代田線と小田急の直通は中止されていました。そのため、通常ならば千代田線に直通する急行電車が、新宿行きとして運転されました。
今日のケースでは、小田急は通常運転だったので、ロマンスカーの停まっている地上ホームは余裕がなかったので、地下ホームに入りました。
千代田線直通中止による振替について
今回と同様に、千代田線と直通するJR常磐線各駅停車と小田急線に何らかのトラブルがあったときに、千代田線と小田急線の直通運転が中止されます。
直通する総運転距離が長いからか、ちょっとしたことでも中止になることがあります。
どちらかというと、小田急側のトラブルにより中止されるケースが多いと思います(個人の感想です)。そのときはロマンスカーも停まっていることが多いため、新宿駅の到着は地上ホームに入ることもあります。ロマンスカーのホーム・2番ホームに千代田線直通予定の電車が振替で入ると、JRの16番ホーム(中央・総武線三鷹方面)から窓越しに16000系や時によってはE233系2000番台が見えたりします。
トラブルの原因が千代田線・常磐線側の場合は、今回と同じように小田急が通常運転のことが多いので、昼間ならば使っていない地下の7・8番ホームに入るようです。